羽毛布団打ち直し・リフォーム・羽毛ふとん

羽毛布団の価格が決まる要素1.羽毛の種類

使用される羽毛の種類には、大きく分けてダックとグースがあります。グースはダックよりも体が大きいため、それに比例して大きな羽毛を採取できるのが特徴です。大きな羽毛は空気を豊富に含み、温かな状態をキープすることができます。

また、雑食のダックと比べて、草食のグースはニオイが少ないのもポイントです。完全にニオイがなくなるわけではありませんが、羽毛特有のニオイが苦手な方も取り入れやすいと考えられます。耐久性に関してもグースのほうが高く、ふわふわとした状態を維持しやすいため、定期的にリフォームを行うことで長く愛用することが可能です。

このように高い品質を備えたグースは、価格も高くなる傾向にあります。なお、マザーグースは羽毛の中でも最高級の部類に入り、さらに価格が高くなります。

羽毛布団の価格が決まる要素2.側生地の種類

羽毛を入れる生地は肌に直接触れるため、質にこだわることがポイントです。一般的には、ポリエステルや綿が使われることが多く、素材によって価格は変動します。

ポリエステルは軽量である一方で内部が蒸れやすい特性があり、リーズナブルな価格帯が多いです。

綿100％の場合は、糸の細さで価格が変動します。細い糸を使用した生地は肌触りが柔らかくなりますが、価格は高くなります。太い糸を使用した生地はガサガサとした質感になるものの、価格はリーズナブルです。近年は綿とポリエステルの混合生地も出回っており、綿100％よりも安価に済ませたいときに重宝します。使い心地と価格の両方を考慮に入れて決めるのが大切です。

羽毛布団の価格が決まる要素3.キルティング加工

キルティングとは、表地と裏地を縫い、立体感を持たせる加工方法です。表地と裏地をダイレクトに縫い合わせる平キルトは保温力が落ちるため、価格は安くなる傾向にあります。

また、マチによってボリューム感を出した立体キルトは温かい状態を維持しやすいですが、縫製が複雑なため高価格帯が多いです。

羽毛布団を選ぶ際に意識しておきたい注意点

まずは、羽毛を採取した国がどこであるのかよく確認しましょう。原産国が不明な場合、偽装の可能性があります。また、ダウン率が90％以上の羽毛布団なら、快適な状態を維持しやすいので比率にも注目しましょう。

なお、日本羽毛製品協同組合の厳格な品質基準を満たした布団にはゴールドラベルが付いているため、安定した品質の布団を手に入れるにはラベルにも注目することが大切です。さらに、メーカーの口コミも事前にチェックし、参考にするとよいでしょう。

すやすやは、日本羽毛製品協同組合のリフォーム認定工場です。リフォームした羽毛布団には、日本羽毛製品協同組合リフォーム認定のラベルが付きます。高品質な打ち直しをご希望の方は、ぜひご利用ください。