羽毛布団打ち直し・リフォーム・羽毛ふとん|羽毛布団の修理・補修目安の年数 寿命を左右する要因

羽毛布団の修理・リフォームが必要になる目安は約5年〜7年

羽毛布団のリフォームは使用開始から約5年〜7年が目安となります。ただし、扱い方や羽毛布団の品質によっては、もっと早く補修が必要になることも珍しくありません。

羽毛布団を修理・補修するタイミングとしては、単純な年数だけでなく体感的な判断も目安にしてください。「布団の厚みが薄くなってきた」「保温性が下がってきている」「室内に羽毛がよく落ちている」など、羽毛布団の劣化に気づいたら、修理や補修などのメンテナンスを検討しましょう。

羽毛布団の寿命を左右する要因1.羽毛の素材

羽毛がグースのもので、なおかつダウン（羽毛）の割合が多いとより長持ちします。羽毛がグースではないダックだったり、ダウンではなくフェザー（羽根）の割合が多かったりすると劣化が早い傾向にあります。グースはダックよりも体が大きいので、一つ一つのダウンボールも大きく保温性や弾力性が高いためです。また、フェザーはボリュームを出すのには有効ですが、芯があるため側生地が破れやすいという欠点があります。羽毛布団はダウン50％以上のものを指し、ダウンが多いほど寿命が延びるといえます。

羽毛布団の寿命を左右する要因2.側生地の素材

羽毛を包む側生地の質によっても羽毛布団の寿命は左右されます。側生地が高級だからといって耐久性が高いとは限りません。例えば、天然素材のシルクや綿で織られた生地は通気性、吸湿発散性に優れており、価格帯は高価です。しかし、洗うと縮みやすくシワになりやすいという特徴があります。

一方、化学繊維のポリエステルは重さがあり、吸湿性には難点もありますが、安価で丈夫というメリットがあります。生地の強度は必ずしも機能性の高さと比例しません。

羽毛布団の寿命を左右する要因3.メーカー

寝具専門のメーカーと、幅広い商品を扱う日用品メーカーでは、前者のほうが耐久性の高い羽毛布団を提供している可能性が高いといえます。専門としているだけあって、高品質な羽毛を厳選している、職人が丁寧に作っている、素材の性能を最大限に高める設計がされていることなど、様々なメリットがあります。

お手頃価格のメーカーでは低コストを実現するために、ダウンの質、ダウンの量が抑えられていることも少なくありません。そのため、高品質な羽毛布団の寿命が約10年に対し、安価な羽毛布団は3年程度と考えられます。

価格にかかわらず、修理すれば寿命を延ばすことは可能ですので、数年で次々と買い替えるより、長い目で見ればリフォームを繰り返したほうがお得です。