羽毛布団をダブルからシングルに打ち直し!サイズ変更の手順を解説
羽毛布団をダブルからシングルに!打ち直し術について
ダブルサイズの羽毛布団をシングルサイズに変更する主な理由は以下のとおりです。
- 寝室が狭く、ダブルサイズの布団が入らなくなった
- 1人暮らしのため、ダブルサイズだと大きすぎる
- 子ども用に小さめのシングルサイズが適している
- 軽量な羽毛布団を使いたい
ライフスタイルの変化などに伴い、羽毛布団のサイズを変更することは快適な睡眠環境を保つうえでも重要なポイントです。こちらでは、羽毛布団をダブルからシングルに変更したい方に向けて、打ち直しの手順などを解説します。
ダブル1枚からシングル1枚に変更!サイズ変更のメリットと打ち直しの手順

ダブルからシングルにサイズ変更するメリット
ダブルサイズの羽毛布団をシングルサイズに変更すると、以下のようなメリットがあります。
収納スペースの節約
シングルサイズなら場所を取らずに収納でき、部屋が広く使えるようになります。
使用時の軽さと扱いやすさ
シングルサイズに変更することで軽量になり、布団の上げ下ろしなどが楽になります。また、布団自体が軽くなれば寝返りを打つ際に体全体を持ち上げる必要がなくなり、体にかかる負担を軽減できます。
コストダウンを図れる
羽毛布団のサイズ変更は1枚の側生地を使用するため、新品を購入するよりも費用が抑えられます。側生地代と加工費用のみで済むケースがあり、新品購入よりもコストダウンが可能なのです。
このように、ダブルからシングルへのサイズ変更には様々なメリットがあります。羽毛布団のサイズ変更は費用を抑えつつ、愛着のある布団を使い続けたい方にとって有効な選択肢といえます。ただし、費用や品質、羽毛布団の状態などを考慮したうえで、慎重に判断することが重要です。
ダブルからシングルへのサイズ変更の手順
1.羽毛布団の解体
羽毛布団のサイズ変更の第一歩は、布団の解体です。まずは側生地を裂いて、羽毛を取り出します。
2.羽毛の洗浄と乾燥
取り出した羽毛を丁寧に洗浄・乾燥させます。
【洗浄方法】
- 羽毛を個別で選別し、塊や異物を取り除く
- 羽毛専用の中性洗剤で水洗いする
- 柔軟剤入りの水で十分にすすぐ
- 遠心脱水で余分な水分を取り除く
【乾燥方法】
- 布団を広げてネット干しする
- 日陰で2日ほど天日乾燥
- 乾燥機で30分程度の低温乾燥を行う
洗浄と乾燥を丁寧に行うことで気になる汚れやニオイを取り除き、ふんわり柔らかな質感を取り戻すことができます。
3.生地の選定
側地の生地選びは重要です。生地の種類は主に綿生地や合繊生地、絹生地などがあります。生地の選定に際しては、用途などに合わせて素材を選ぶことをおすすめします。
4.新しい生地への詰め直し
新しい生地への詰め直しは、サイズ変更の要となる重要な工程です。事前に選定した側生地を広げ、羽毛を均一に広げながら詰め込んでいきます。
詰め方のポイントは以下のとおりです。
- 生地の四隅に羽毛が行きわたるように詰める
- 薄過ぎず厚過ぎず、生地全体に羽毛を均一に詰める
- 生地から羽毛が飛び出さないように注意しながら詰める
最後に側生地の両端を縫い合わせれば、新しい生地への詰め直しは完了です。
5.キルト縫製
キルト縫製は羽毛布団の外観を決める重要な工程です。代表的なキルト形状には、立体キルト・ボックスキルト・無地キルトなどの種類があります。打ち直し後の羽毛布団は選んだキルト形状に沿って、新しい側生地を縫製します。縫製は熟練の職人が1枚ずつ丁寧に行い、シングルサイズの新しい羽毛布団へと生まれ変わります。
おすすめの側地(生地)とキルト

生地の種類と加工
綿生地
羽毛布団の側生地(外側の生地)として適しているのが綿生地です。綿は通気性が良く、羽毛の呼吸を妨げません。また、吸湿性に優れており、夏でも蒸れずにさらりとした肌触りが得られます。また、ダニなどを引き付けにくい素材であることも特徴です。さらに、綿生地は長繊維で耐久性があり、洗濯を繰り返しても型崩れしにくく、丈夫で長持ちする側生地として人気があります。綿生地を選ぶと、羽毛の特性を活かした快適な寝心地が期待できます。綿生地には様々な種類があるため、好みに合わせて選ぶことができます。
合繊生地
合繊生地は、化学繊維を使用した人工的な生地です。代表的な素材にはポリエステルやナイロンなどがあります。合繊生地は次のような特徴があります。
- 強度が高く丈夫
- 撥水性に優れている
- 防カビ・防臭加工がしやすい
- お手入れが簡単
絹生地
絹生地は吸湿性と放湿性に優れています。天然繊維の絹は肌触りをはじめ、夏は涼しく冬は暖かいといった優れた調湿機能を有します。ただし、価格は高めなので、綿生地や合繊生地と比べるとコストがかかります。美しい光沢となめらかな風合いが、上品な雰囲気を醸し出します。そのため、羽毛布団の打ち直しでは、高級感のある仕上がりが期待できます。
ダウンプルーフ加工
羽毛布団の側生地には、ダウンプルーフ加工が施されているものがおすすめです。ダウンプルーフ加工とは、羽毛が布地の外に出てくるのを防ぐための特殊な加工です。長年使用しても羽毛のホコリが出にくく、清潔で衛生的な状態を保つのに役立ちます。
抗菌防臭加工
抗菌防臭加工を施した側地は、付着した菌の繁殖を抑えて防臭効果を発揮します。これにより衛生的な使用環境を保つことができます。加工の種類によって効果や価格が異なりますので、用途などに合わせて選ぶことをおすすめします。
キルト(パターン)の種類
立体キルト
立体キルトとは、羽毛布団の表面に立体的な模様を作る縫製方法です。通常のキルトは平面的な模様しか作れませんが、立体キルトは布地を複雑に折り重ねることで、立体感のある模様を作ることができます。立体キルトには以下のようなメリットがあります。
- 空気の通り道ができて羽毛の動きが良くなり、保温力アップ
- 高級感や贅沢な雰囲気が出る
- デザイン性が高く、おしゃれな布団に仕上がる
一方でデメリットとしては、通常のキルトより手間がかかり料金が高くなる、手縫いが必要なため納期に時間がかかるなどが挙げられます。
デザイン性や予算などを考慮したうえで、立体キルトを選ぶかどうかを判断しましょう。
ボックスキルト
ボックスキルトとは、側生地と詰め物の間にキルト芯を挟み込み、四角形のボックス状に仕上げるキルトパターンです。羽毛布団のキルト模様としてよく使われ、ふんわりとした弾力ある肌触りが特徴です。キルトの大きさは通常20cm四方程度が一般的です。立体感のあるボックスキルト加工は、羽毛が移動しにくくなるため、長期間ムラの出にくい仕上がりとなります。また、羽毛の動きを抑えるので、保温性が高いです。ボックス形状のくぼみが羽毛同士のからまりを防ぎ、ふんわり柔らかな肌触りを実現します。
無地キルト
無地キルトは単純な格子状のキルト模様で、羽毛の詰まり具合がわかりやすく、ふんわりとした肌触りを実感できます。また、縫製作業が比較的簡単なので、コストも抑えられます。表面は無地で統一されており、インテリアのアクセントにもなりやすく、場所を選ばずどのような雰囲気にも合わせやすいのがメリットです。シンプルなキルト模様に側地の質感や色合いが映えます。
長年お使いの羽毛布団を打ち直し・リフォームするなら!
快適な睡眠環境を整えるうえで、寝具は非常に重要な役割を果たします。長年お使いの羽毛布団を新品のような仕上がりにしたい場合、打ち直し・リフォームをご検討ください。すやすやでは、側生地は60番手以上の超長綿、足し羽毛にはグースダウンを使用し、お客様のご要望に沿った羽毛布団へ打ち直し・リフォームします。ダブルからシングルへのサイズ変更なども対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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ダブルからシングルに!羽毛布団の打ち直しならすやすや
会社名 | 株式会社 新津 |
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