羽毛布団の打ち直し・サイズの変更などに関する基礎知識
羽毛布団のサイズ変更はこうする!具体的な打ち直しの内容や手順などを解説
羽毛布団は長期間使用するほど、羽毛のボリュームダウンや羽毛の抜け、生地の汚れなどが出てきます。これらは、布団が寿命を迎えた証拠ではありません。適切なタイミングで打ち直しを行えば、快適な睡眠環境を維持できます。羽毛布団の打ち直しには、新品購入のコストを抑えたり、ダブルからシングルにサイズを変更したり、廃棄物が減り環境に配慮できたりといったメリットがあります。こちらでは、打ち直しの具体的な内容や手順などを解説します。
羽毛布団のサイズも変更できる!打ち直しの具体的な内容とは?

打ち直しの主な内容
洗浄のみ
羽毛布団の打ち直しでは、まず布団の洗浄から始まります。長年の使用で羽毛にはホコリや皮脂汚れなどが付着しており、保温性が低下している場合があります。高温高圧の洗浄機などを使い、内部の羽毛まで徹底的に洗浄します。洗浄後、羽毛を完全に乾燥させて元の風合いを取り戻します。洗浄のみでも清潔で気持ちの良い眠りが得られるようになります。
羽毛補充
羽毛布団の打ち直しで一般的な作業が羽毛の補充です。長年使用していると羽毛が潰れて保温力が落ちるため、新しい羽毛を追加してふんわり感や暖かさを取り戻します。追加料金はなく、打ち直しの基本料金に含まれるケースが多いです。
生地交換
長年使い続けると生地が傷んだり汚れが落ちなくなることがあるため、新しい生地に交換することで清潔で快適な寝心地を取り戻せます。生地の種類は肌触りの良いブロード、ピーチスキン、サテンなどがあります。価格は生地によって異なるため、事前に確認することが大切です。
料金は羽毛の質・量・生地の種類で変動
羽毛布団の打ち直し料金は、使用する羽毛の質や量、生地の種類などによって変動します。例えば、安価な羽毛や生地を選べば費用を抑えられるものの、品質が下がることも考えられます。このように、羽毛の質と量、生地などで料金は変わることを押さえておきましょう。
打ち直しの手順
羽毛布団の発送
まず、布団を専門業者に発送します。発送の際は、大型サイズの配送サービスを利用するのがおすすめです。日時を決め、布団を収納袋に入れて発送します。布団が汚れている場合は、伝票などに書き留めておくとよいでしょう。
【発送のコツ】
- 布団の品質を保つため、折り畳まずに丸めた状態で発送
- 収納袋は業者指定のものを利用
このように、丁寧に梱包して発送することで、布団の品質を維持しながら打ち直し作業に入ることができます。
診断と見積もり
専門業者は羽毛布団の汚れ具合や羽毛の状態、重量など、様々なポイントを診断します。診断後、希望内容なども踏まえながら見積もりを行います。見積もりに納得したら、実際の作業へ進みます。
洗浄・乾燥
羽毛布団の打ち直しでは、まず洗浄・乾燥作業が行われます。一般的に、次のような手順です。
1.水洗い
布団の中から羽毛を取り出し、専用の中性洗剤で丁寧に水洗いします。汚れをしっかりと落とします。
2.遠心脱水
遠心脱水機で余分な水分を切り、羽毛内部の水分をきちんと取り除きます。
3.乾燥
専用の乾燥機で、ふんわりと仕上げます。
徹底した洗浄と乾燥を行うことで、清潔で快適な羽毛布団に仕上がります。
羽毛の補充と生地の選択
羽毛布団の打ち直しでは、古くなった羽毛を取り除き、新しい羽毛を補充します。側生地の選択では、糸の細さにより60番手・80番手・100番手などから選べます。
数字が大きくなるほど糸が細くなるのでより軽くて柔らかい生地になります。また、柄入りや無地など、用意されているデザインも業者によって異なります。事前に十分な打ち合わせを行うことをおすすめします。
キルト加工
洗浄・乾燥、羽毛の補充、生地の選定が済んだら、キルト加工の工程に移ります。キルト加工は熟練の技術を要する重要な工程で、打ち直しの質を大きく左右します。羽毛が均一に広がるように詰めながら、形状を整えていきます。専用機械でキルト縫いを行い、羽毛が偏らずに一定の間隔を保った状態で固定されます。この工程が適切に行われないと、羽毛が固まって寝心地に影響を及ぼす可能性があります。
納品
打ち直し作業の完了後、納品の準備に進みます。専用の布団ケースなどに収納し、発送します。基本的に大型サイズの配送サービスを利用しますが、地域などによっては別の方法になる場合があります。また、送料も別途追加料金が発生するケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
打ち直しに関する注意点や疑問について

打ち直しのタイミングとサイズ変更
使用年数の目安(5~7年)
使用環境や手入れ状況によって変わるものの、羽毛布団の寿命は5~7年が目安といわれています。長く使用する中で、羽毛が潰れて布団本来の保温性が落ちたり、汚れが蓄積したりといった劣化が見られます。定期的に打ち直しを行うことで、長く快適に使い続けられます。寝汗などの汚れが気になり始めた、保温性が落ちてきた、かさばる感じがするといった兆候が現れたら、専門業者に相談するのがおすすめです。
サイズ変更の注意点
羽毛布団のサイズ変更は比較的自由度が高いため、希望に合ったサイズに変更可能です。ただし、注意したいポイントもいくつかあります。
【変更後のサイズが大きくなる場合】
- 羽毛の量が不足するおそれがあり、補充が必要
- 側地(生地)も大きくする必要があり、追加料金が発生する場合がある
【変更後のサイズが小さくなる場合】
- 余った羽毛の有効活用が課題
- 側地を小さくするのは可能だが、無駄が出る
このように、変更後のサイズにより、羽毛や生地の追加・調整、追加料金が発生する可能性があります。業者とよく相談し、要望に沿ったサービスを選ぶことをおすすめします。
打ち直しに関する疑問
クリーニングとの違い
布団クリーニングでは、丸洗いして汚れを落とし除菌・消臭します。側生地の汚れも落ちますが、側生地に穴やほつれがある場合は対象外となることがあります。羽毛布団の打ち直しは側生地を交換し、羽毛をすべて取り出して洗浄します。クリーニングでは落とせないチリやホコリまでしっかり取り除き、洗浄した羽毛は新しい側生地に詰め替えて仕上げます。
つまり、クリーニングは定期的なメンテナンスに適しており、側生地が破れたり羽毛が偏ってきたりしたときは打ち直しを利用することをおすすめします。
自分で羽毛布団の打ち直しはできる?
一般的には、自宅で羽毛布団の打ち直しを行うのは難しいです。打ち直し作業には布団の解体や羽毛の洗浄・乾燥、側生地の交換などの工程が含まれます。これらの作業には、専門的な設備と技術が必要不可欠です。プロの専門業者に依頼することで、羽毛布団の品質を長期間維持することができます。
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