羽毛布団打ち直し・リフォーム・羽毛ふとん

打ち直し・リフォームの相場について

羽毛布団の打ち直しの価格相場は、一般的にシングルサイズで2万円〜4万円ほどです。しかし、この価格はあくまで一般的な相場で、同じ打ち直しといっても業者によって様々な方法があります。

洗浄方法や充填する羽毛の種類や量、側生地によって価格には大きな差が出てきます。

ここでは、価格を左右する項目についてもご紹介します。

洗浄方法

洗浄方法には大きく分けて、スチーム洗浄・完全洗浄の2種類があります。

スチーム洗浄での価格相場は、2万円前後です。スチーム洗浄というのは、羽毛を蒸気で洗浄させる手段のことをいいます。手順が比較的簡単なので、安い価格が魅力です。

そして、高級な羽毛布団の洗浄におすすめなのが完全洗浄です。購入してから長く使用した羽毛布団を徹底的に洗いたいという場合は、完全洗浄でキレイにしましょう。価格は最低でも3万円ほどかかります。時間をかけてお湯と洗剤で洗浄するため、スチーム洗浄に比べて羽毛のふくらみ具合に違いがあります。

充填する羽毛の種類・量

充填する羽毛の種類は業者によって異なります。おおまかに分けると、ダック（アヒル）とグース（ガチョウ）の2種類です。ダウンボールが小さいもののほうが安価で、より大きいものが高額になるのが一般的です。ダックとグースであればグースのほうがダウンボールが大きいため、グースを補充する場合はより高額になります。また、どの程度の量を充填するかによっても価格は変わってきます。

側生地の種類

側生地とは、羽毛布団を仕立てるための外側の新しい生地のことです。この生地の品質によっても、打ち直しの価格は変わってきます。

羽毛布団は中の羽毛が外に出ないよう、高密度な側生地で仕立てる必要があります。それには糸の太さを示す「番手」というものが重要で、数字が大きくなるほど糸が細くなり、より高密度な生地に仕上がります。高級な羽毛布団におすすめなのは、60番手以上の糸で作られた、上質な側生地です。

この側生地の種類によっても打ち直しの価格が変わるため、ぜひチェックしてみましょう。

羽毛布団の打ち直しは洗浄や充填だけでなく、サイズ変更も可能です。そういったオプションをつけたり、より丁寧に洗浄するコースなどを選択すると、その分価格は高くなります。

高級な羽毛布団なら買い直すよりもリフォームのほうがお得な場合もあるため、ぜひご検討ください。

羽毛布団の打ち直しなら、すやすやへご相談ください。

すやすやは、羽毛布団のリフォームを正しく行うための基準をクリアした事業所に発行される、日本羽毛寝具製造業共同組合の認定証もいただいているため、安心してお任せいただけます。

価格の詳細はこちらからご確認ください。

打ち直し・リフォームにかかる日数はどのぐらい？

打ち直しにかかる日数は業者により違いがありますが、平均すると1か月前後といえるでしょう。

羽毛布団引き取り後2〜3週間で完了というところもあれば、羽毛布団が工場に着いてから4〜5週間かかるというところもあります。

また、自社工場で打ち直しのすべての工程を行っているかどうか、まとめて洗浄するために一定数の羽毛布団が集まるまで工程が止まるのかなど、業者ごとにやり方にも違いがあるため、各業者の納期にも違いがあるのです。

また、羽毛布団の打ち直しは、寝具として使用しない夏場に集中することが多いです。そのため、どの程度依頼が入っているのか業者の状況によっても納期に差が出る場合があります。

「使いたい時期に間に合わない」とならないよう、できるだけ余裕を持って依頼することが大切です。

羽毛布団の打ち直し・リフォームをご希望の方は、ぜひすやすやにご依頼ください。

ネットからご注文いただいた方へ、お布団発送キットをお送りいたします。羽毛布団を専用袋に入れてご発送ください。詳しいお届けまでの流れや日数は、以下のページでもご確認いただけます。

布団の選び方

高級羽毛布団には様々な種類があります。高価な買い物になるので、後悔しないようにしっかり選んでいきましょう。ここでは、高級羽毛布団を選ぶポイントについてご紹介します。

ダウンパワー

ダウンパワーとは、布団の重さあたりの体積を算出したもので、ダウンパワーが大きければ大きいほど高級な布団といえるでしょう。ダウンパワーの数値が大きくなるほど空気をたっぷりと含んでかさがあり、保湿力が高いことの証明になります。

ダウン率

高級羽毛布団を選ぶ際は、ダウンパワーだけでなくダウン率についても確認することがおすすめです。羽毛布団の中には、胸元に生える羽毛「ダウン」と、お腹に生えている羽毛「フェザー」が入っています。ダウンがどのくらい入っているかを示した数値を、ダウン率といいます。ダウンのほうが保温性にすぐれているため、ダウン率が高い羽毛布団は使用した際にさらに暖かく感じられます。

立体キルティング加工

就寝中の寝返りが原因で、布団の中で羽毛が動いてしまい片寄りが生じることがあります。立体キルティング加工になっている羽毛布団は、羽毛の極端な片寄りを防ぐことができます。長期間使っても羽毛が動くことを防ぎ、体によりフィットする設計となっているため、冬でも体を暖かく包み込むような上質な寝心地が特徴です。

高級羽毛布団を選ぶ際は価格だけでなく、ぜひ上記のような項目もチェックし、気に入るものを選びましょう。

お手入れ方法

羽毛布団は正しくお手入れをすることで清潔な状態を保ち、長持ちさせられます。大切な羽毛布団を少しでもよい状態で長く愛用するために、お手入れ方法も知っておきましょう。

月に1〜2回の天日干し

羽毛布団は定期的な天日干しが必要です。

しかし、長時間干すことは側生地を傷める要因になってしまいます。そのため、天気のいい日の10時〜15時くらいに、片面1時間ずつを目安に干しましょう。側生地を傷めないよう、カバーをつけたまま干すのもおすすめです。

また、干すときは布団を叩いてはいけません。中の羽毛が傷む原因になってしまいます。

適度なペースでのクリーニング

キレイな状態を保ちたいからといって過度なクリーニングを行うと、劣化を早めてしまいます。ドライクリーニングでは羽毛の汚れが落ちないため、クリーニングに出すときは「水洗いで」とご指定ください。適度なペースでクリーニングに出すことが重要です。メーカーによっては5〜6年に1回のペースを推奨しているところもあるので、理想的なクリーニングの頻度は羽毛布団購入時に確認しましょう。

空気の入れ替え

羽毛は動物由来の素材なので、無臭ではありません。湿度の高い時期はニオイを感じる場合もあるため、羽毛布団をしっかり乾燥させて中の空気を入れ替えることが大切です。

羽毛布団を小さくたたみ、傷めないようゆっくりと空気を押し出していくだけです。これを数回繰り返すとニオイが薄れます。

丁寧に扱う

定期的なお手入れはもちろん、日々丁寧に扱うことが大切です。長持ちさせるためには乱雑に扱わないで、片付けるときにもできるだけ丁寧に扱うことが大切です。

側生地や羽毛の劣化を防ぐためにカバーをつけて使用する、汗によるダメージを防ぐために季節によって使い分けるなど、日常的な扱い方も注意しましょう。